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スタッフブログ

こんにちは!滋賀県全域で注文住宅・リフォーム・不動産事業を展開している匠工房です。

本日のテーマは、「変形地」です。

注文住宅の魅力は、自分たちのライフスタイルや好みに合わせて自由に家を設計できる点です。しかし、土地の形状が変形地(狭小地、旗竿地、三角形の土地など)の場合、「理想の間取りなんて無理かも」と思う方もいるかもしれません。でも、変形地こそ創意工夫で他にはない個性的で魅力的な住まいを実現できる可能性を秘めています。今回は、変形地を活かした間取りのポイントや工夫を紹介します。注文住宅の建設を検討中の方は、是非参考にしてみてください。

目次

計画段階で事前に注意しておくべきポイント

土地の形状や特性を詳細に確認

変形地は一般的な整形地と異なるため、土地固有の特徴や制約を十分に理解しておく必要があります。

境界線と有効面積の確認

境界線の明確化
土地の境界が不明確な場合、測量士による正確な測量を行いましょう。隣地とのトラブルを避けるために、隣接する土地の所有者とも確認を行うことが大切です。

有効面積の計算
通路や斜めの部分が多い変形地では、実際に建築に使用できる有効面積が限られる場合があります。有効面積を正確に把握し、間取り設計に活かしましょう。

地盤調査の実施

変形地は地形が複雑な場合が多く、地盤が均一でない可能性があります。事前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良や基礎工事を計画に組み込むことが重要です。

建築基準法や条例の確認

変形地では法的な制約が設計に大きな影響を与えることがあるため、土地の法規制を詳細に確認することが不可欠です。

容積率・建ぺい率

狭小地や旗竿地では容積率や建ぺい率が設計を左右します。土地全体の面積ではなく、有効面積に基づいて計算される場合があるため、事前に確認しましょう。

斜線制限・高さ制限

道路斜線制限や隣地斜線制限によって、建物の高さや形状に制約が生じる可能性があります。変形地ではこれらの影響が特に強く出ることがあるため、専門家に相談しながら確認しましょう。

接道義務

日本の建築基準法では、建物は原則として幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。旗竿地などでは、接道部分の幅が基準を満たしているか事前に確認してください。

防火・準防火地域の指定

土地が防火地域や準防火地域に指定されている場合、使用できる建材や施工方法に制約が生じます。これらの条件を満たす設計を計画段階で考慮しましょう。

ライフラインの確認

土地によっては、インフラ整備が不十分な場合もあります。計画前にライフラインの状況を調査しておくことが重要です。

上下水道や電気、ガスの引き込み

旗竿地や奥まった土地の場合、道路から家までの距離が長いと、ライフラインの引き込み工事費が高額になることがあります。事前に工事内容と費用を確認しておきましょう。

排水計画

土地の形状や高低差によっては、雨水や生活排水の排水計画が複雑になる場合があります。特に低地や斜面の場合は注意が必要です。

設計段階での工夫の余地を考慮

変形地では、設計の自由度を確保するために以下の点を検討します。

フレキシブルな設計案を準備

土地の形状や周辺環境により、設計変更が必要になる場合があります。複数のプランを準備しておくと安心です。

採光や通風の工夫

変形地は隣接建物との距離が近い場合が多いため、採光や通風に配慮した設計を初期段階から考慮する必要があります。

将来の活用や転用も視野に入れる

将来的に土地や建物を売却する可能性がある場合、一般的な需要も考慮した設計が有利になることがあります。

施工やコストに関する事前準備

変形地の注文住宅では、通常の建築に比べてコストや施工の難易度が高くなる場合があります。

施工計画の確認

工事車両が土地にアクセスしづらい場合、工事期間や費用が増加する可能性があります。狭い通路や奥まった立地での施工方法を業者と事前に相談しておきましょう。

コスト管理

特殊な設計や基礎工事が必要になる場合があるため、初期段階で予算の余裕を持たせておくことが大切です。複数の施工業者から見積もりを取ることで、適正な価格を把握しましょう。

周辺環境との調和を考慮

変形地は形状だけでなく、周辺の建物や環境との調和が重要です。

景観との調和

特に住宅街や自然環境が豊かなエリアでは、周囲の景観と調和するデザインを考えることで、住みやすさや資産価値が向上します。

防犯性や安全性

人目が少ない旗竿地では、防犯性を高めるための設計(門扉やセンサーライトの設置など)が必要になる場合があります。

土地選びのポイント

用途を明確にする

住宅用の場合
家の間取りや駐車スペースの確保が可能か確認します。旗竿地では建物の配置や通路の幅が重要です。

商業用の場合
人の流れ(アクセス)や視認性を考慮して、変形部分がどう影響するかを検討します。

投資用の場合
再販の難易度や賃貸需要を評価します。

法規制を確認する

建ぺい率・容積率
特に旗竿地では、通路部分が土地面積に含まれるため、建物の面積制限に影響します。

接道義務
旗竿地や奥まった土地は、建築基準法に基づく道路への接道要件(通常2m以上)が満たされているか確認が必要です。

高度地区や斜線制限
周辺環境や建築の高さ制限などが影響する可能性があります。

地形と利用可能面積

平坦地か傾斜地か
傾斜地の場合、造成費用がかかることが多いです。

変形部分の利用方法
不規則な形状を駐車場、庭、倉庫などに活用できるか考えます。

日当たりや風通し
建物の配置で日当たりやプライバシーが確保できるか確認します。

インフラの状況

水道・ガス・電気の引き込み
通路部分が長い場合、引き込み費用が高額になる場合があります。

排水や地盤
低地や排水の悪い土地では、浸水や地盤沈下リスクが高いことがあります。

コスト面の検討

土地の価格
変形地は一般的に相場より割安ですが、将来の再販や利用価値を考慮する必要があります。

造成費や外構費
旗竿地や傾斜地は、駐車場や通路の造成にコストがかかる可能性があります。

周辺環境と交通アクセス

アクセス性
通路が狭い旗竿地や入り組んだ場所では、車両の出入りが難しいことがあります。

地域の利便性
近隣の商業施設、公共交通機関、学校などの利便性を確認します。

専門家のサポートを受ける

建築士や設計士に相談
建物の設計がどの程度自由にできるか、専門家の意見を聞きましょう。

不動産業者や測量士に確認
境界線の確認や法規制の詳細についてアドバイスをもらうことをおすすめします。

間取り設計のコツ

土地の形状を活かす発想を持つ

変形地を制約と捉えるのではなく、デザインのチャンスと考えることで、独創的で実用的な住まいが生まれます。

鋭角や角ばった部分を収納に活用

三角形や台形の土地では、デッドスペースになりやすい鋭角部分を収納や階段スペースに充てることで、効率的に空間を使えます。壁面収納やパントリーにすることで、無駄のない設計が可能です。

奥行きを活かした配置

旗竿地のように奥行きのある土地では、通路部分を駐車場やアプローチに活用し、プライベートエリアと公共エリアを分ける設計が効果的です。

採光と通風を工夫する

変形地は周囲の建物に囲まれていることも多いため、採光と通風の工夫が重要です。

中庭や吹き抜けを取り入れる

中庭を設けることで、周囲からの視線を遮りつつ、家全体に自然光を取り込むことができます。中庭は風の通り道にもなり、快適な環境を作り出します。

天窓や高窓の活用

壁面に大きな窓を設けられない場合、天窓や高窓を取り入れて上から光を取り込むのがおすすめです。採光と通風を確保するだけでなく、視覚的にも開放感を演出できます。

狭小地や奥まった場所を活かす設計

旗竿地など奥まった場所や狭い敷地では、工夫次第で他にはない魅力的な空間を作れます。

プライバシーを重視した設計

道路から距離のある奥まった立地を利用し、リビングや寝室を道路側から見えない配置にすることで、落ち着いた住環境を実現できます。

多層構造で空間を有効活用

狭小地では、スキップフロアや半地下、ロフトを活用することで、限られた敷地を有効活用できます。視覚的な広がりが生まれるだけでなく、収納スペースも確保しやすくなります。

不規則な形をデザインのアクセントにする

変形地の独特な形をデザインの特徴として取り入れることで、唯一無二の建物を実現できます。

ユニークな外観デザイン

不規則な土地の形をそのまま建物のフォルムに反映させることで、個性的で目を引くデザインが可能です。斜めの壁や変則的な屋根ラインが、モダンで洗練された印象を与えます。

自由な空間構成

変形地の形に合わせて室内のレイアウトを工夫し、独創的な動線を作ることで、日常に新鮮さと楽しさをもたらします。

専門家と相談して最適な設計を見つける

変形地は一般的な整形地に比べて設計が難しいため、建築家や設計士との連携が重要です。

土地の特性を徹底的に分析

土地の形状、周辺環境、法規制(斜線制限、容積率など)を踏まえた上で、最適な設計を提案してもらいましょう。

モデルハウスや実績を参考にする

変形地での建築実績がある建築事務所や工務店に相談し、成功事例を参考にすると具体的なイメージを掴みやすくなります。

エコロジーな設計で快適性をプラス

土地の形状に合わせたパッシブデザインを取り入れることで、自然環境を活かした快適な住まいが実現します。

季節や時間帯に合わせた採光設計

窓の向きや位置を調整し、冬は暖かい日差しを取り入れ、夏は日射を遮る設計を取り入れると、省エネ効果が期待できます。

風の通り道を考慮

地域の風向きを考慮し、風がスムーズに通るように窓や中庭を配置することで、エアコンに頼らない涼しさを確保できます。

【実例紹介】

ここで、匠工房が実際に建てた家をご紹介します!

注文住宅をご検討中の方は、是非ご自身の家づくりの参考にしてみてください。

<<広々とした土地を活用!こだわりハウス!>>

✔️エリア:滋賀県蒲生郡日野町
✔️家族構成:ご夫婦+お子様
✔️工法:木造在来軸組工法
✔️工期:2023年12月上旬~2024年5月上旬 約5ヵ月間
✔️面積:【敷地面積】478.48㎡ /【建築面積】76.45㎡(建蔽率15.98% 許容60%)
【延床面積】119.24㎡(容積率24.93% 許容196%)
✔️使用機器:【衛生機器】TOTO/ 【厨房機器】クリナップ/ 【照明】Panasonic

【外部仕上げ】屋根/ガルバリウム鋼板 外壁/窯業系サイディング 開口部/アルミ樹脂複合サッシ
【内部仕上げ】(玄関)床/300角タイル貼り 壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り(リビング・ダイニング・キッチン・洋室)床/フローリング材 壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り(洗面・トイレ)床/CF貼り 壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り

実例の詳細はこちら!

内装は色々な色を取り入れず、白ベースにアクセントでグレー系を使用し、ホテルライクなイメージに仕上げました。また、今回の家づくりは、土地の広さが絶対条件だったそうで、車2台が停められて庭があるという条件は決めて、家づくりを行っていたそう。

無駄なアクセントを全てなくし、とにかく白を基調としたキッチン。収納も充実しており、キッチンを綺麗に保てそう。調理家電を置くことで、また一つ雰囲気の変化も楽しめるし、綺麗なキッチンでお料理も楽しめそう。

<<室内窓のある家>>

✔️エリア:滋賀県蒲生郡
✔️家族構成:夫婦+子ども
✔️工法:木造軸組工法
✔️工期:2021年3月~2021年7月 約5ヵ月間
✔️面積:【敷地面積】229.51㎡ /【建築面積】69.56㎡(建蔽率30.31% 許容80%)
【延床面積】116.13㎡(容積率50.60% 許容200%)
✔️使用機器:【衛生機器】TOTO/ 【厨房機器】LIXIL / 【照明】Panasonic

【外部仕上げ】屋根/ガルバリウム鋼板 外壁/窯業系サイディング 開口部/アルミ樹脂複合サッシ
【内部仕上げ】(玄関)床/300角タイル貼り 壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り(リビング・ダイニング・キッチン・洋室)床/フローリング材 壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り(洗面・トイレ)床/CF貼り  壁/PB t=12.5 ビニールクロス貼り 天井/PB t=9.5 ビニールクロス貼り

実例の詳細はこちら!

カフェのような雰囲気のキッチン。LDKはL字型に設計し、キッチンは奥まった部分にあるので、生活感を隠すこともできる。リビングの隣には、畳スペースを設けたので、急な来客対応や、色々な用途に使えそう。畳スペースには大きな窓も設置したので、明るく風の通る気持ちのいい空間が過ごせそう。

キッチンの更に奥にはパントリーも取り入れました。可動式なので、収納するものによって、棚の幅を調整することも可能。収納力も抜群なので、キッチン用品や食材のストックなど、たくさん収納できるのも嬉しい。

匠工房ってどんな会社?

匠工房を語るのに欠かせない3つの特徴をご紹介します!

コンセプトは【家づくりの「感動」住まう「幸せ」をすべての家族へ】

「住」のお悩みにワンストップで対応

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新築、不動産仲介、リフォームの「三位一体体制」で、リフォーム会社として21年の実績を持ち、滋賀県リフォーム売上ランキングでNo.1をいただきました。土地のご紹介から住宅ローンの提案、資金計画の策定、修理・修繕、リフォームまで、住まいに関するさまざまな悩みに寄り添いサポートしています。お客様の「住まいコンシェルジュ」として、建築前から建築後までトータルにサポートします。

 

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予算や重視ポイントに合わせて選べる2つの商品ラインナップを用意しており、「フルオーダー住宅/オーダーメイド」は素材にこだわった自由なデザイン住宅、「タクミセレクト」は高性能なコンセプト住宅として提供されています。土地探しから資金計画までサポートし、お客様にぴったりな家を一緒に考えます。

 

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匠工房は「おもてなし接客」を大切にし、家を売るのではなくお客様を幸せにすることを使命としています。ハウスエージェントやおもてなしスタッフがお客様に伴走し、「感動できる家づくり」を提供します。資金計画や土地探しに至るまで、お客様の希望や将来設計に基づき、無理なく支払える予算を提案します。また、近隣調査報告書を提供し、検討中の土地に関する判断材料を提供します。

 

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特に小さなお子様がいるお客様には、有資格のおもてなし保育士が専用託児室でお子様をお預かりし、お客様が打ち合わせやモデルハウス見学に集中できるようサポートします。安全管理に気を配り、託児中の様子を写真つきの「託児記録」でお伝えし、お子様に楽しいひとときを提供します

お困りの際は是非ご相談ください!

注文住宅の建設を進める際には、失敗しないためにも、まずは専門家に相談することが大切です。自分に合った間取りや設備を選ぶことで、より快適な住まいを実現することができます。匠工房では、滋賀県内の家づくりでお困りの方に向けて「家づくり相談会」を随時開催しています。興味のある方は、是非お気軽にご参加ください。

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