【住宅ローン】本審査とは?落ちたらどうするの?|資金計画・住宅ローン
こんにちは、匠工房です。今回は住宅ローンの本審査についてお届けします。
1-1.事前審査と本審査
本審査とは、事前審査と土地や請負契約が終わったあとに行なう、金融機関による2度目の住宅ローン審査です。
事前審査は住宅ローンの契約者の返済能力について簡単に審査するものですが、本審査では長い時間をかけてより厳密に行なわれます。
また、返済能力だけでなく本人の健康状態も確認されます。団体信用生命保険の加入審査です。さらに購入する土地や建物の担保価値についても審査されます。例えば3000万円の借入れをしたい場合、金融機関はその土地や建物が3000万円を融資しても問題ない価値があるかどうかを判断する必要があります。市街化調整区域のように家が建てられる人が限られるような土地は活用方法も限られるため価値が低いと見なされることがあります。その場合は希望額より低い額で審査が下りることもあります。
1-2.本審査に必要なもの
本審査では事前審査より厳密な審査をするため公的な書類を用いて審査を行ないます。審査期間は2週間ほどで、場合によっては1カ月ほどかかることもあります。
本審査で必要なものは以下の通りです。
・ローン本審査申込書
・団体信用生命保険審査用紙
・運転免許証などの本人確認書類
・健康保険証
・住民票
・実印
・印鑑証明書
・課税証明書または納税証明書(確定申告の有無で異なります)
・登記簿謄本
・(土地)売買契約書・重要事項説明書
・(建物)請負契約書・建築確認済証一式
印鑑証明書や課税証明書などは役所や市町村によってはコンビニで取得することができます。取得にはお金がかかりますのでご注意ください。
2. 本審査に落ちる原因と対策
事前審査を通過していれば、基本的に本審査で落ちる可能性はあまりありません。しかし、事前審査をしたときと大きく状況が変わっている場合は落ちてしまうこともあります。どういったケースが考えられるのか、見てみましょう。
2-1.転職をした
まずは転職をしたケースです。事前審査で申告した内容(職場や年収など)が異なっている場合は本審査が通過しにくくなります。あくまでも事前審査で審査した内容に基づいて本審査を行なうからです。勤続年数が0からのスタートとなることや、年収が変化することを考えてもマイホーム計画中の転職は賢明ではありません。
2-2.多額の借入れをした
やむを得ない場合であっても、多額の借入を事前審査後から本審査までにしてしまうと本審査に大きな影響を及ぼします。こちらも事前審査の内容と大きく異なってしまうからです。また、住宅ローンの借入額は返済比率と関係します。借入れをすると、その分住宅ローンの返済に充てられる額が減ってしまうと考えてください。審査に落ちたり希望額を借りれなくなったりしてしまいます。やむを得ない場合(車が壊れてしまい、ローンで車を買う必要があった等)、早急に担当者に連絡するようにしましょう。
2-3.信用情報にキズがついた
借入れをした状態で住宅ローンを組む予定の方もいらっしゃるでしょう。その場合、月々の返済は欠かさず行なうようにしてください。もし返済を怠ってしまうと、個人信用情報にキズがついてしまい、本審査に落ちてしまう可能性があります。自己資金に余裕があるなら、事前にその他の借入れは返済し、個人信用情報にリスクがない状態でマイホーム取得に動くようにしましょう。
3. まとめ
・本審査は事前審査と状況が変わらないのであれば恐れる必要がありません。
・やむを得ない借入れや転職などの事情が発生した場合は、必ず担当者に連絡し対処を考えるようにしましょう。
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