洗面所と脱衣所を分けるメリットとデメリット|失敗しない家づくり
こんにちは、匠工房です。今回は最近人気になりつつある間取りについてお話しします。
今までは洗面所と脱衣所は同じ空間にあることが多かったですが、最近では洗面所と脱衣所を分ける間取りが増えてきています。一体どんなメリットがあるのでしょうか?デメリットについてもお話していきます。
洗面所は、身支度を整える場所です。洗面台で顔を洗ったり歯を磨いたりする役割を持ちます。
一方で脱衣所は入浴時の服の脱ぎ着をする場所です。脱いだ服をかごに入れたり部屋着や下着を収納する収納スペースがあると便利ですね。
2. 洗面所と脱衣所を分けるメリット
2-1.家族同士でも気兼ねなく使える
ご家族の中の女性が入浴中、男性は洗面脱衣室に入りづらいですよね。洗面所と脱衣所を分ければ、この問題を解決することができます。扉で仕切っておけば女性が入浴中でも、男性は安心して洗面所を使うことができます。
2-2.お客様が来ても安心
脱衣所に洗濯機や衣類を収納するスペースを設けておけば、来客時でも安心して洗面所を使ってもらえます。近年では室内干しがメインのご家庭が増えているため、洗面脱衣所に室内干しをするスペースを設けることも増えてきました。しかし来客のある日は室内干しができなくなってしまいます。そこで洗面所と脱衣所を分け、脱衣所に室内干しスペースを設けておけば来客時でも気にせず室内干しをすることができます。
2-3.効率のいい収納ができる
下着やタオル、掃除道具など、洗面所や脱衣所に収納したい物はいろいろありますよね。洗面所と脱衣所を分けることで
それぞれの空間に必要な物を分けて収納することができます。
3. 洗面所と脱衣所を分けるデメリット
3-1.動線が増える
洗面所と脱衣所を分けることで、手間が増えてしまう場合もあります。例えば洗濯物を予洗いして洗濯機で洗いたい場合、一度洗面所の洗面台で予洗いし、その服を脱衣所にある洗濯機まで持って移動しなければならなくなります。ちょっとしたことですが日々の家事の負担が増えてしまう可能性もあります。
3-2.スペースが増えるため金額が上がる
洗面スペースと脱衣スペースが一か所の場合は、だいたい1坪ほどであることが多いです。これが空間を分けると1.5~2倍ほどのスペースが必要になります。加えて収納スペースを確保しよう思うとさらにスペースが増えていきます。スペースが増えるということはその分床面積も増えることになりますので、建築金額も上がっていきます。その分LDKを狭くするなどの工夫が必要があります。
脱衣所に収納を多めにつくっておき、洗面所は最低額の収納にしておくと、来客時に洗面所を使ってもらうときに気を揉む必要もありません。スッキリとした洗面所を見ていただくことができます。
4. 施工事例
それでは、洗面所と脱衣所を分けた場合の施工事例を見ていきましょう!
こちらの洗面台はLDKと脱衣所の間の廊下に設置しています。洗面所という空間を設けないことで、お家全体の建物面積を節約しました。
脱衣所はこちらです。
奥の空間に洗濯機を設置します。
天井には収納式の室内物干しを取り付け、洗濯後すぐに干すことができます。
このように、脱衣所をしっかりと設けることで
室内干しスペースも生み出すことができます。
4.まとめ
・洗面所と脱衣所を分けることで家族みんなが気兼ねなく入浴と洗面台の使用をすることができます
・スペースが増えることで、建物金額が上がってしまうので注意が必要です。